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ぶくぶくブックレビュー

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2018-06-12から1日間の記事一覧

【何もない日常を宝物のように感じる】雲と鉛筆

著者 吉田篤弘 【内容】 ぼくは、屋根裏の部屋に住み、鉛筆工場で働いている。大きなものが書かれた小さな本を読み、雲を眺め人生について考える。そんなある日旅立ちの時が来た。 2005年1月に創刊しました「ちくまプリマー新書」は本書『雲と鉛筆』で300点…

【一行でゾクッ】一行怪談(二)

著者 吉田悠軌 【内容】 Twitterで話題沸騰! たった一行に込められた、美しい悪夢のような物語集。 解説の大槻ケンヂ氏も「一行怪談、と定義づけられているが、これは時に短歌であり、散文詩であり、あるいは文学でありオカルトであり絶妙のショートショー…

【青春の熱さと郷愁】愛と勇気を、分けてくれないか

著者 清水浩司 【内容】 痛くて、熱い、“あの時代” の青春小説あの日、燃え上がった青春の火は、これからもきっとずっと消えない。――秦 基博さんこんな過去はなかったはずなのに懐かしい。「青春」ってきっとこうだったのだ。――西 加奈子さん痛みも無力も知…