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ぶくぶくブックレビュー

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家族

【現役司法修習生の方が書く法廷ミステリー】 法廷遊戯

著者 五十嵐 律人 【内容】 第62回メフィスト賞受賞作!法律家を志した三人の若者。 一人は弁護士になり、一人は被告人になり、一人は命を失った――謎だけを残して。 法曹の道を目指してロースクールに通う、 久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみ…

【世界の子供たちの生活を見比べてみよう】世界のくらし 日本・韓国・インドネシア

【内容】 世界各地の人々のくらしを紹介するシリーズ。「食と習慣」や「学校生活」など、12のテーマごとに解説。各国のくらしをテーマごとに比較すると、世界のくらしについてより深く学ぶことができます。また、現地で撮りおろした写真を豊富に掲載。紙面に…

【本当の恐怖を味わいたい方へ】修羅の家

著者 我孫子武丸 【内容】 『殺戮にいたる病』を凌ぐ驚愕作!簡易宿泊所で暮らす晴男はレイプ現場を中年女性・優子に目撃され、彼女の家につれていかれる。そこには同じ格好をした十名ほどが「家族」として暮らしていた。おぞましい儀式を経て一員となった晴…

【犯罪被害者家族が悪党のその後を追う物語】悪党

著者 薬丸岳 【内容】 探偵事務所で働いている佐伯修一は、老夫婦から「息子を殺し、少年院を出て社会復帰した男を追跡調査してほしい」という依頼を受ける。依頼に後ろ向きだった佐伯だが、所長の木暮の命令で調査を開始する。実は佐伯も姉を殺された犯罪被…

【えらく風変わりな主人公とその家族の謎】暗黒残酷監獄

著者 城戸喜由 【内容】 家族って何なんですか 同級生の女子から絶えず言い寄られ、人妻との不倫に暗い愉しみを見いだし、友人は皆無の高校生・清家椿太郎。ある日、姉の御鍬が十字架に磔となって死んだ。彼女が遺した「この家には悪魔がいる」というメモの…

【もし体がマヒしたら、あなたは切断しますか?】廃用身

著者 久坂部 羊 【内容】 廃用身とは、脳梗塞などの麻痺で動かず回復しない手足をいう。神戸で老人医療にあたる医師漆原は、心身の不自由な患者の画期的療法を思いつく。それは廃用身の切断だった。患者の同意の下、次々に実践する漆原を、やがてマスコミが…

【将棋の駒にそんな価値のあるものがあるとは知らなかった。】盤上の向日葵

著者 柚月裕子 【内容】 実業界の寵児で天才棋士――。 男は果たして殺人犯なのか! ? さいたま市天木山山中で発見された白骨死体。唯一残された手がかりは初代菊水月作の名駒のみ。それから4ヶ月、叩き上げ刑事・石破と、かつて将棋を志した若手刑事・佐野は真…

【黒幕は一体誰なのか】坂の上の赤い屋根

著者 真梨幸子 【内容】 わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。 人格者と評判も高かった夫婦が、 身体中を切り刻まれコンクリート詰めされて 埋められた。 血を分けた娘と、その恋人によって……。 その残虐性から世間を激震させた 『文京区両親強盗殺…

【ファンタジーでありながらリアリティのある十二国記の世界】丕緒の鳥

著者 小野不由美 【内容】 「絶望」から「希望」を信じた男がいた。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮する。希望を託した「鳥」は、果たして…

【景王と助さん格さん】風の万里 黎明の空

著者 小野不由美 【内容】 人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、平穏な暮らしを…

【十二国記はじめました】魔性の子

著者 小野不由美 【内容】 どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐(いじ)めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟(たた)る」と恐れられていた…

【5つの短編をめぐるミステリー】追想五断章

著者 米澤穂信 【内容】 大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。調査を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑…

【戦争×カトリック×恋+アウシュビッツ】女の一生 二部・サチ子の場合

著者 遠藤周作 【内容】 島原の乱直後、過酷なキリシタン弾圧の時代を舞台とした『沈黙』。 その200年後、300年後を描いた精神的続編にあたる『女の一生』、その第二部。 第二次世界大戦下の長崎で、互いに好意を抱きあうサチ子と修平。しかし、戦争の荒波は…

【村田沙耶香ワールドにハマる】変半身(かわりみ)

著者 村田沙耶香 【内容】 村田沙耶香による待望の書き下ろし中編! 太平洋に浮かぶ人口2000人ほどの離島・千久世島。 造物主「ポーポー様」なる独自の神話を持つ島では「海のもん」と「山のもん」が時折いがみあいながらも共存してきた歴史があった。 …

【リカは感染する】リメンバー

著者 五十嵐貴久 【内容】 バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。フリーの記者で、二十年前の「雨宮リカ事件」を調べていたという。模倣犯か、それともリカの心理が感染した!? 精神鑑定を担当した立原教授の周りで…

【いつでもお父さんはかっこいい】6600万年前……ぼくは恐竜だったのかもしれない

著者 くすのきしげのり 【内容】 「とうさん、ぼく おおきくなったら、とうさんみたいに なりたい」 ドラコレックスの家族を通して描く「恐竜の絶滅」と「親子の愛」の物語。 恐竜が大好きな子どもたちが一番知りたい「絶滅」をテーマに親子の愛を伝える珠玉…

【恋しただけのキクの壮絶な人生】女の一生 一部・キクの場合

著者 遠藤周作 【内容】 島原の乱直後、過酷なキリシタン弾圧の時代を舞台とした『沈黙』。 その200年後、300年後を描いた精神的続編にあたる『女の一生』、その第一部。 長崎の商家へ奉公に出てきた浦上の農家の娘キク。活発で切れながの眼の美しい少女が想…

【号泣せずにはいられない本】その日のまえに

著者 重松清 【内容】 僕たちは「その日」に向かって生きてきた――。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれの…

【娘を失った父親の悲しい復讐劇】罪の余白

著者 芹沢央 【内容】 どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。「全然悩んでいるようには見えなかった」。クラスメートからの手紙を受け取った安藤の心に、娘が死を選んだ本当の理由を知りたい、という思いが強く…

【気持ち悪い感じを出させたらこの人はすごい】授乳

著者 村田沙耶香 【内容】 受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空…

【傷ついている女たち】夜はおしまい

著者 島本理生 【内容】 深い闇の果てに光を掴もうとする女性たちの、闘いと解放。直木賞作家の真骨頂! 性とお金と噓と愛に塗れたこの世界を、私たちは生きている。 ミスコンで無遠慮に価値をつけられる私。お金のために愛人業をする私。夫とはセックスした…

【少女漫画を小説で】藤倉君のニセ彼女

著者 村田天 【内容】 学校一モテる藤倉君に、自称・六八番目に恋をした尚。 ひょんなきっかけから、モテすぎて女嫌いを発症した藤倉君の女 除け役として「ニセ彼女」になるが、 この関係を続けるためには「藤倉君を好きだとバレてはいけない」 ことが条件だ…

【夫婦間でするセックスは近親相姦】消滅世界

著者 村田沙耶香 【内容】 セックスではなく人工授精で、子どもを産むことが定着した世界。そこでは、夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、「両親が愛し合った末」に生まれた雨音は、母親に嫌悪を抱いていた。清潔な結婚生活を送り、夫以外のヒトや…

【樹木希林の生き方】一切なりゆき~樹木希林のことば~

著者 樹木希林 【内容】 2018年9月15日、女優の樹木希林さんが永眠されました。樹木さんを回顧するときに思い出すことは人それぞれです。古くは、テレビドラマ『寺内貫太郎一家』で「ジュリー~」と身悶えるお婆ちゃんの暴れっぷりや、連続テレビ小説『はね駒…

【完全犯罪の目的とは】20 誤判対策室

著者 石川智健 【内容】 見破ってみてください、私の完全犯罪を。 殺人の証明ができなければ、娘の命はない――。 仕掛けられた不可解なゲームに、正義は容易く翻弄される。 絶対絶命の老刑事が己の矜持をかけて臨む、運命の20日間。7つの「20」が導く禁断の真…

【親子で読もう、かいけつブック】大人になる前におぼえておきたい こんなときどうする!? かいけつブック

著者 辰巳渚 【内容】 こんなとき、どう動く? なんて言う? 心が折れない子に自分で考える子に育つ! ●家族とケンカした! ●よその家がうらやましい ●ペットを飼うのを反対された! ●夏休みの宿題が終らない! ミリオンセラー『「捨てる!」技術』著者、 辰…

【阿部智里の現代劇】発現

著者 阿部智里 【内容】 八咫烏シリーズの阿部智里が切り拓く新境地構想3年で辿り着いた 待望の長編小説 平成と昭和、二つの時代で起こった不可解な事件。真相を求めて近づこうとする者たちを嘲笑うかのように謎は深まり続け、次第に彼らの背中をほの暗い闇…

【婚活している人に是非読んでもらいたい】傲慢と善良

著者 辻村深月 【内容】 婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。2018年本屋大賞『かがみの孤城』の著者が贈る、圧倒的な"恋愛"小説…

【買って、読んでよかった素晴らしい本】かがみの孤城

著者 辻村深月 【内容】 鏡の世界で謎を追う不登校児 大人と子どもの目が共存する救いの物語 大人である現在の自分と、子どもだったあの頃の自分の両方を、同時に、ここまで慰め、励ましてくれる小説なんてはじめてだ。辻村深月の新作『かがみの孤城』のこと…

【どちらの結果になっても辛いだけ】望み

著者 雫井脩介 【内容】 東京のベッドタウンに住み、建築デザインの仕事をしている石川一登(いしかわかずと)と校正者の妻・貴代美(きよみ)。二人は、高一の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅(みやび)と共に、家族四人平和に暮らしていた。規士が高校生になっ…