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【こんな青春なかなかない】映画化決定

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著者 友井羊

 

【内容】

「映画化決定ね!」
高二男子ナオトは、過去に描いたマンガ『春に君を想う』のネームを、
映研で監督を務めるハルに見られてしまう。

学生向けの賞を受賞している天才女子からのオファーに乗り切れないナオト、
しかしみずから映画制作にかかわるうちに、
なぜ過去に書いたこの作品が人の胸を打つのか、徐々に気付き始める。

果たして表現に大事なのは才能か、それとも理論か? 
真正面から向かい合い、ぶつかり合うふたり。
一方、ハルは重い病をひた隠しにしているようだが…。

「スープ屋しずくの朝ごはん」シリーズが大ヒット中の著者による新境地、
切ない『映研』の青春を描く。

 

【感想】

★★★☆☆

自分の漫画の映画製作に関わることになったナオト。ある日、ハルがこれは自分の遺作になるということを言っているのを聞いてしまう。どんどんハルの死を匂わせていく表現が増えていき、「これも結局死んでしまうオチかー」と私も思っていた。死んでしまうオチに食傷気味なので。さらにハルが消えて、友人が彼女の告別式に行ってきたということで死を決定づける。

でも最終的に「あれ?」と思う結末になった。その結末が良かったかどうか、私的には「微妙」だけど、ハルの気持ちに立ってみたら、その結末を私も選んでしまうかもしれない。しかし恋愛小説的にはきゅんとくるものはなかった。

しかし高校生の映画部なのに機材すごすぎ。本格的過ぎ。

ナオトは漫画を描いているからか作中にいろんな漫画がでてきた。それを読んでこの漫画読んでみたいなと思ってしまった。

 

この著者は「スープ屋しずくの謎解きあさごはん」も読んだけどそこまで引き込まれるものはなかったが、この作品も「まあこんなのもありかな」程度に収まった。

 

 

 

 

映画化決定

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