【絵がめっちゃキレイ】星空
作・絵 ジミー・リャオ
【内容】
台湾の国民的な絵本作家ジミー・リャオの最高傑作。
幼いころ祖父母と暮らしていた少女。
両親の家に戻るが、うまくいかない学校生活、 愛する祖父の死、両親の不仲に孤独感は募るばかり。
そんなとき向かいの家に引っ越してきた少年と出会い、 次第に心を通わせていく。
ある日、少女は少年といっしょに、 かつて祖父と暮らした山の上の小屋へむかうことを決意する。 幼いころに出会ったあの美しい星空を見るために……
実写化映画が10月28日よりK's cinemaほか全国順次公開!!
【感想】
★★★★★
とにかく絵が綺麗。開いてそのまま本棚に飾っておきたいくらい素敵です。
台湾の絵本作家さんらしく、私には初めての作品です。
少女の孤独がペットなどを大きくしたりという表現で表されています。【内容】にもある通り両親が仕事で一緒に暮らせなくて祖父と暮らしていた孤独、両親と一緒に暮らせることになったものの、会話もなく両親のケンカもあり、少女は自分の部屋に閉じこもりがちになり、余計寂しくなってしまった気持ち。そんな時に少年に出会う。少年も孤独を抱えていて、ひょんなことから友人になり、一緒に逃げ出して祖父の家に向かう。
絵本なので文章は少ないものの、絵で読者に訴えてきます。
特に最後、少年の部屋に少女は通されるんですが、その絵でうるっときました。
幼児向けの絵本というよりは思春期以降の子供や、子供を持つ親に読んでもらいたい作品です。
映画が公開されていたらしく、その主題歌を歌っているアーティストのMVを観ました。背景が最後の少年の部屋になっていて、この本を読んでから見るとグッときます。ただし台湾のアーティストなので中国語がわからず、歌詞がわかんなかったんですけどね。
「五月天」というアーティストで、かなり活躍されているみたいですね。
私事ですが、このボーカルが昔付き合っていた彼氏に似ていて、なんか違う意味で懐かしくなりました(笑)
Mayday五月天【星空】MV官方完整版-電影「星空」主題曲