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【妻への愛溢れるラブレター】妻に捧げた1778話

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著者 眉村卓

 

【内容】

余命は一年、そう宣告された妻のために、小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をする。しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。五年間頑張った妻が亡くなった日、最後の原稿の最後の行に夫は書いた―「また一緒に暮らしましょう」。妻のために書かれた一七七八篇から選んだ十九篇に、闘病生活と四十年以上にわたる結婚生活を振り返るエッセイを合わせた、ちょっと風変わりな愛妻物語。

 

【感想】

 ★★★★★

「アメトーク」で話題になって売り切れ続出、重版待ちだった本。

私が持ってるのは14刷。

アメトーク、すごいな。でも本当に本選びの参考になるので「読書芸人」は毎回見てしまう。

 

癌で余命一年と宣告された奥様に捧げられたショートショート

ここに入っているのは闘病生活5年に少し足りない、1778話を書いたうちの、

19話。

 

ショートショートとしてなかなかのクオリティが高い。

私が好きな話もあるし、すっと読み流したものある。

 

そして合間合間に自己解釈があり、その当時の奥様の様子やなども書かれていて、

どんな思いでこの話を書いたのかなあと想いを馳せる。

 

最後の数話。いよいよ奥様が・・・というときに書かれた話は、

涙なくしては読めない。最後の話、最後の一行。奥様への愛がこの数行にこめられていた。

 

素敵な夫婦だったんだなと思う。

私たちもこんな夫婦であれるといいな、と思う。

 

 

 

妻に捧げた1778話 (新潮新書)

妻に捧げた1778話 (新潮新書)