【異様な雰囲気】Q&A
著者 小林大輝
【内容】
刑事のKと鑑識のGが発見したのは、死体のそばに残された、犯人と被害者が交互に問いかけあうノート。
23歳の新鋭が問う、法では裁けない哀しき犯罪テレビ朝日でドラマ化決定!
人生で初めて出来た親友が、自ら命を絶った。親友の父を殺して逃避行を続ける僕は、やがて惨殺死体で見つかる。残酷な世界で生きる決意をした少年がたった一人の大切な存在と巡り会い、手に入れたものは何だったのか?Web小説界の常識を打ち破る「ピクシブ文芸大賞」大賞受賞作!
【感想】
★★☆☆☆
海外ドラマを吹き替え版にした感じの語り口。こういう文章は私はあんまり好きじゃない感じです。
名前がほとんど出てこない不気味さ。全く抵抗した後のない遺体のそばに、日揮が残されていて、そこに問答。どうやらQという人物とAという人物がそれぞれ質問をして答えている。主人公Qは教会に捨てられていた孤児で、背の高さから9と呼ばれていた。ほかの孤児もみんな、教会につけられた名前ではなく、数字で呼びあっていた。
そこからQの人生についていろいろ語られていくのを、刑事KとGが読んでいく。
ミステリとしてはそんなに面白くもなかったけれど、なんだか哲学的で、異様な感じがしました。
これはどうやら日本人ドラマとして映像化されるそうですが、一体どんな感じになるんだろう。うーん、正直そんなに見たいとも思わないかな・・・・。