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読んだ本のレビューを書いています。

【本はこうして作られる】本のエンドロール

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著者 安藤祐介

【内容】

彼らは走り続ける。機械は動き続ける。電子化の波が押し寄せ、斜陽産業と言われようとも、この世に本がある限り。印刷会社の営業・浦本は就職説明会で言う。「印刷会社はメーカーです」営業、工場作業員、DTPオペレーター、デザイナー、電子書籍製作チーム。構想三年、印刷会社全面協力のもと、奥付に載らない本造りの裏方たちを描く、安藤祐介会心のお仕事小説。

 

【感想】

 ★★★★☆

現在海外在住のため、ここ数年は電子書籍をかなり活用していると思います。

雑誌が読みたくなり、以前は一冊ずつkindleで購入していたが、最近楽天マガジンを使い始めました。たくさんの雑誌が月400円ほどで読み放題。

マンガに関しても、読みたいものがあれば電子書籍で読んでいます。

ですが文芸本は、あまり購入することはないですね。まず第一に、文芸本は文字がたくさんあるので電子書籍で読むと目がちかちかする。長時間の読書になるので頭が痛くなる。

そして、やはり気に入った小説はどうしても手元に置いておきたい。これが一番の理由です。

 

この本を読んで、本がどのように作られているかを知ることができました。

装丁に関しても、やはり単行本などを購入する際は、装丁がとても気になります。印刷会社さんや、編集さんや、装丁デザイナーさん、そして作家さんの努力やこだわりによってつくられていることが分かりました。本書の中で、本当の火薬を使っていたり、紙にこだわったり、そんな細かいことまでこだわって作っている本がありました。どの本も、作家さんにとっては自分の子供のようなものだし、読者にとってもやはり装丁が綺麗だと本棚に見えるように飾っておきたくなるものです。

 

現在は日本に一時帰国をした際に大量に買ってスーツケースをとても重いものにしたり、重量オーバーであきらめて箱に入れて船便や航空便で送ったりすることもあります。

 

多くの本は古本で買ったりしています。特に文庫本。日本にいた頃は学校帰りや仕事帰り、買い物帰りに駅前の書店にいったり、買い物に行ったついでに大型書店にいって、何かいいのあるかなー、など、本屋さんのポップを参考にしたりして新刊を買っていたんですが。

海外に住むようになってから、本屋さんに行く機会が減りました。もちろん一時帰国した際は書店に行き新刊も買うんですが。今は帰国前に欲しい本をメモして、ネット書店で買い、帰国時には実家に届いているというのが便利なのでそれを利用しています。

夫が外国籍なので、古本屋に行っても夫は楽しくないですしね。新刊のある書店は見やすいし、いろんな本があるので夫も雑誌を見たり、はたまた文具などをみたりで楽しめるようなんですが。

 

今回この本を読んで、こういったたくさんの本に携わっている人たちにもっと貢献したいなと考えるようになりました。

 

最近NetGalleyでダウンロードして、文芸本も電子書籍でたくさん読みました。この本もその一つ。

最近は慣れたのか、そこまで頭痛がすることもなくなりました。

こうして試し読みした書籍で欲しいなと思ったものはメモをして、次回一時帰国時に購入しようと思っています。

 

そして、本についてすごく考えさせられたけど、仕事に対する姿勢についても考えました。

私がしている仕事は、チームワークとかはあまりなく、ほぼ個人でしているものなので、こういった「みんなで一つの物を作る」という仕事がすごくうらやましくなりました。こんな熱い仕事、私もしてみたいなと思います。

 

本のエンドロール

本のエンドロール