【女の恐ろしさ】たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に
著者 佐藤青南
原案 栗俣力也
【内容】
「デートしてみよっか」―恋を諦めていた僕に君が言った言葉。それは上司のパワハラに悩みながら資格試験の勉強をしている冴えない毎日を一変させた。君への恋心を確信した頃、僕はある同僚女性から好意を寄せられるようになり、何かが狂い始めて・・・。これは恋か罠か、それとも――?
ときめきと恐怖が交錯する一気読み必至、衝撃の結末が待つどんでん返し純愛ミステリー!
【感想】
★★★★☆
久しぶりの恋になりそうな女子大生ナナに出会ったコーヨー、思い切って彼女を映画に誘うと、同僚の女性佑子からも同じ映画のお誘い。ナナちゃんととりあえず映画に行ったところやはり好きになってしまったことを自覚し、同僚の誘いを断る。
するとその同僚の女はなんか異常なしつこさで誘ってくる。
「同僚だからダメなんですか?」と彼女は言うと、コーヨーをクビにさせようと陥れるまでしてきて「もう同僚じゃないから映画に行きましょう」と誘う。
裕子の異常性に気付き、いろいろ調べていくもコーヨーは殺されてしまう。
裕子はすぐに警察に捕まるが、なぜ彼女ははウソをつくのか、そしてだんだん見えてくるナナとの驚きの関係。
事件の真相がわかるにつれて、裕子の異常性に恐怖します。
コーヨー、裕子、七の目線で物語が進んでいくのでとても分かりやすく、引き込まれて一気読み必至。
面白かったです。