【タイトルの意味が分かった時に涙する!】赤い指
著者 東野圭吾
【内容】
少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。
【感想】
★★★★★
序盤からぐいぐい引き込ませる作品でした。
さすが東野圭吾っていう感じです。面白かった!
犯人が最初に示されているタイプのミステリーです。
家族で、息子を守るために隠蔽工作をするのですが、この少年がめっちゃ腹立ちます。でも、こういう人、かなりいるし、殺人事件を起こしてる犯人でも、こんなんめっちゃいるわー!って思います。
そして息子を守ろうとする母。こちらにも苛立ちを覚えますが、こんなんするのも息子を守りたい一心。気持ちはわかります。
そして父親。私はこの父親にすごく共感しました。私だったらこのタイプなのかもしれない。
最後に同居するおばあさん。
最後、タイトルの意味が分かるのですが、もうその時に「おばあちゃーーーーん!」ってなること間違いなし!