【涙なしには読めない】朝が来る
夏休み、日本に一時帰国していたのでブログが更新できませんでした。
少しずつ日本で読んだ本などの感想をアップしていきたいと思います。
著者 辻村深月
【内容】
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。
【感想】
★★★★★
図書館で借りてきた本。だけど買おうと思いました。文庫で9月に発売予定だったこともありその前に帰国してしまったので買えなかったのですが、来年買う!と思ったくらい心に残った本です。
子どもを産めなかった人、子供を手放さなければならなかった人、両方の心情を丁寧に書いていて、涙なしには読めませんでした。どちらの辛さも心にぐっと来ました。
どちらの人生にも、タイミングは違いますが、朝が来た。暖かな涙に溢れた読後感でした。