【暖かい話にほっこり】ぼくは朝日
著者 朝倉かすみ
【内容】
月刊「パンプキン」連載小説。
朝倉かすみ最新作『ぼくは朝日』単行本化決定!!!
1970年代、北海道小樽市。
何か問題や困難、心配事をかかえた人物と、主人公の【朝日】が出会う。
朝日は彼らとふれあい、心に寄り添っていく。
問題を解決できるほどの力は朝日にはないが、彼と接した人は、気持ちが少し明るくなり、気づけば自分の問題を乗り越えている。
ベストセラー『田村はまだか』の著者・朝倉かすみが贈る!
昨日よりもちょっと幸せになれる――
周囲に変化をもたらす少年と家族の物語。
【感想】
★★★★☆
途中から
を聞きながら読みました。誰もが耳にしたことがある曲ではないでしょうか。
舞台は昭和中後期くらいなのかな、カラーテレビが普及し始めたごろの北海道。
どの話もなんだか暖かく、読んで暖かな気持ちになれました。「溝口美容室」のエピソードが好きでした。
耳の聞こえない人でも、そうでないだれとでも、溝口ご夫妻のお客さんに対する態度が公平で、とても好き。
懐かしさも感じてとてもよかった。「三丁目の夕日」を思い出しました。