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【冬が来るたびに死にそうになる話】この冬、いなくなる君へ

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著者 いぬじゅん 

【内容】

「この冬、君は死ぬ」謎の男に告げられた24歳の菜摘の運命は…。

ラストのどんでん返しに驚愕! 涙が溢れる著者渾身の最新作。 文具会社で働く24歳の生久田菜摘は仕事もプライベートも充実せず、無気力になっていた。ある夜、ひとり会社で残業をしていると火事に巻き込まれ、意識を失ってしまう。 はっと気づくと篤生と名乗る謎の男が立っており、「この冬、君は死ぬ」と告げられて――。

ラスト、切ない涙が温かな涙に変わる!! 著者・いぬじゅんが贈る、この冬最高の感動作。

 

【感想】

★★★★★

 

仕事では失敗し上司から毎日のように叱られ、家族からは結婚をせかされ、生きているのがしんどい状態だった菜摘。

ある日残業で会社に残っていた時い火事が起こり、「やっと死ねる」と思ったのもつかの間、謎の青年「篤生」に助け出される。
しかも不思議なことに「これから6年の間に何回も死が襲い掛かってくる」と彼に宣告される。


信じられないながらもどうにかこうにか頑張って自分を見つめなおしていき、結果死を遠ざけていく菜摘。人生も上向きになっていき、恋人もできる。


篤生の正体については彼が名前をローマ字で言ったときにはっきりと気付いた。

幕間にある篤生の気持ちに切なくなった。

 

最後、篤生が持っていた菜摘の日記を読み、篤生がいなかったらこんなにひどい人生だったのかと思った。あまりにもひどすぎる人生・・・。


とても切ない話でした。

 

(P[い]6-1)この冬、いなくなる君へ

(P[い]6-1)この冬、いなくなる君へ