【こんなレストランちょっと行ってみたい】魔法を召し上がれ
著者 瀬名英明
【内容】
マジシャンはノーと言ってはいけない。
相手が恋人を殺した男でも。
圧巻の超大作!
湾岸町のレストランで働くマジシャン・ヒカル。テーブルを巡り、料理を楽しむ客にマジックを披露している。高校時代、突然この世から消えた同級生の少女・美波を彼は忘れられない。
ある日現れた、彼女の死にかかわりをもつ男。美波はなぜ死んだのか。時を同じくしてヒカルは、伝説的な老マジシャンからロボットを託される。
一人と一体、そして彼らを取り巻く人々の再生の物語。
【感想】
★★★☆☆
途中から急に未来感が出てきて、その展開に最初は戸惑いました。
東日本大震災の「被災地」とはるのでまだ現実からはそんなに進んではいないのか、 しかしロボットが当たり前であったり、スカイウォーカーという乗り物が出てきたり、 一体いつ頃の設定なんだろうと、パラレルワールド的な感じなのかなとついていくことが難しかったです。
ここに出てくるレストランは二つありますが、どちらもマジックを提供していて面白そうだなと思いました。特に「ル マニフィック」というレストランは「美女と野獣」の世界で世界観も特殊でロボットが給仕をしたり、是非行ってみたいなあと思いました。 立花さんの考えたデザート、是非食べてみたいです。
500ページを超える超大作ですごく長いのですが、お話の方はちょっと盛り上がりに欠けるかなと思いました。