【親婚活は過保護か否か】うちの子が結婚しないので
一か月夏休みを日本で過ごして戻ってきました。少しずつ記事もアップしていく予定です。
著者 垣谷美雨
【内容】
老後の準備を考え始めた千賀子は、ふと一人娘の将来が心配になる。 28歳独身、彼氏の気配なし。自分たち親の死後、娘こそ孤独な老後を送るんじゃ……? 不安を抱えた千賀子は、親同士が子供の代わりに見合いをする「親婚活」を知り参加することに。しかし嫁を家政婦扱いする年配の親、家の格の差で見下すセレブ親など、現実は厳しい。果たして娘の良縁は見つかるか。親婚活サバイバル小説!
【感想】
★★★★★
「親婚活」ちょっと気になってました。
図書館で226人待ちで、夏休み1か月の間はやっぱり借りられなかったので帰国前に購入。
なのでこの本を読んでなるほどーーー。と。うちも下はいい歳した独身なので。
婚活、大ブームですね。近所のお寺も「寺婚活」なんて垂れ幕がありました。最近は若いうちから婚活していかないと結婚できないみたいな風潮も伺えますが・・・。お見合いというものもあまりしない世代なので、婚活なんてものも流行るのかもしれませんが。
さて、28歳の一人娘、成人してから誕生日もずっと出かけたりしない一人娘。確かに親御さんは不安に思うかも。でも28歳で婚活について考え始めた両親は賢明。
年取るにつれて難しくなっていくのが婚活。
はてさて婚活で結婚するのってどうなんだろうとかも思いつつ。
まあお見合いみたいなものだよね。ただしお見合いと違って婚活の場合は身元が確かではない人が来るので選ぶのも一苦労。
親婚活はさらに、親の気持ちも入るので、一昔古い世代だと
・息子が家事ができないしそういうことをやってもらえるお嫁さんがほしい。
・自分たちを介護してくれるようなお嫁さんが欲しい。
とかそういうのも入ってくる。やっかいなことに
・でも共働き
なんて現代風なことも言ったり。
この本の中では「あるある」とか「うわーこういう人いそう!!」など、リアルな親婚活が描かれていてとても楽しかったです。やってると大変なんだろうけど。