【よくあるシチュエーション】幻屍症
著者 周木律
【内容】
絶海の孤島に建つ孤児院「四水園」で発生した、園生の不可解な転落死。他者の優れた部分が歪んで見える「幻視症」のユタカは、その事件をきっかけとして園内に伝わる「四忌」の噂を追い始めた。解けば願いが叶い、真実に辿り着けない者は死ぬという四つの謎…。相棒のミツルと共に解き明かすほどに、恐るべき悲劇が発生し!?この島を覆う闇の正体とは―?
【感想】
★★★☆☆
孤児が集められて島で暮らしている。そこから逃げ出そうとする子供たち。
なんかこのシチュエーション最近食傷気味な感じ。
マンガで言うと『約束のネバーランド』に似てます。変な生き物はさすがにいないけど。なので『約束のネバーランド』が大好きでもっと同じようなの読んでみたいっていう人にはお勧めします。
主人公は「幻視症」と呼んでいるちょっとした能力があります。
他人の秀でている部分が歪んで見える。自分には歪んだ部分がないので何も優れてない取るに足らない人間だと思っているユタカにある日、友達ができます。そして二人で「四忌」という、学園七不思議な秘密を探っていくわけです。なので学園七不思議ものが大好きな人にもお勧めします。
読みやすかったしまあまあ面白かったです。