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【舞台は寒いけど、熱くて、苦しくて、感動】白銀の墟 玄の月

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著者 小野不由美

【内容】

18年ぶりの書下ろし新作、ついに!
驍宗様(あなた)こそ泰麒(わたし)が玉座に据えた王。
だが――。戴国の怒濤を描く大巨編、開幕!

戴国(たいこく)に麒麟が還る。王は何処へ──。
乍(さく)驍宗(ぎょうそう)が登極から半年で消息を絶ち、泰麒(たいき)も姿を消した。王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きた。案じる将軍李斎(りさい)が慶国(けいこく)景王(けいおう)、雁国(えんこく)延王(えんおう)の助力を得て、泰麒を連れ戻すことが叶う。今、故国(くに)に戻った麒麟は無垢に願う、「王は、御無事」と。──白雉(はくち)は落ちていない。一縷の望みを携え、無窮の旅が始まる!

 

【感想】

★★★★★

とうとう読み終わってしまった・・・・。でもまた最初から読み返したい。

しばらくずっと十二国記の世界に浸っていたい。短編も今年出るそうなので絶対買います。

 

さて、戴国編。

前回の『黄昏の岸 暁の天』では、各国の麒麟や王が協力して蓬莱から泰麒を救い出すことに成功。今回はその後のお話です。これ、待ち望んでた人いっぱいいただろうなあ!!

 

とはいえなかなか驍宗は見つからない。少年が面倒を見ている死にかけなひとはもしかして驍宗・・・?とか、泰麒が李斎と別れてから阿選のもとへ行って、「新王阿選」というけれど、もしかして本当に天命が変わってしまったのか、それとも泰麒の思惑は違うところにあるのかずっと謎のままでやきもきしながら読み進めていきました。

 

最後の4巻ではもう、どんどんページ数がなくなっていくのにどんどん絶望していく展開で人もどんどん亡くなっていくし、左手に持ってるページ数がもうほとんどないけれどこれどうなるのどうなるのと不安で仕方ありませんでした。

 

それにしても泰麒は本当に別格でした。これは黒麒麟ということもあったのでしょうか、それとも蓬莱での生活の影響?どちらにしても他の麒麟とは全然違う行動をしていて、今までの十二国記で「麒麟とはこういう生物」ということを頭に刷りこんでいたので、泰麒には非常に驚かされました。

そして気になっていた項梁、園糸と栗(りつ)のこと忘れてなくてよかった!!!!

 

とりあえず短編がでるそうですが、戴国のその後も読んでみたいなあと思いました。

 

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/12
  • メディア: 文庫
 

 

 

白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/12
  • メディア: 文庫
 

 

 

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/11/09
  • メディア: 文庫
 

 

 

白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/11/09
  • メディア: 文庫