【本屋で働く人の苦労がわかるエンタメ小説】店長がバカすぎて
著者 早見和真
【内容】
谷原京子、28歳。独身。とにかく本が好き。現在、〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員。山本猛という名前ばかり勇ましい、「非」敏腕店長のもと、文芸書の担当として、次から次へとトラブルに遭いながらも日々忙しく働いている。あこがれの先輩社員の小柳真理さんの存在が心の支えだったのだが……。『イノセント・デイズ』『小説王』の著者が満を持して放つ、ノンストップエンターテインメント。2020年本屋大賞ノミネート作品。
【感想】
★★★★☆
ちょっといまいちよくわからない腑に落ちないところはありましたが読んでいて楽しかったです。
書店で勤めるアラサー女子谷原京子の苦悩やミステリーが詰め込まれたお仕事小説でした。店長がなかなかのバカで、人の名前は間違えるしなんかよくわからないことは言ってるし、上司あるあるだなあとか思いつつ読み進めていくと、この店長がなかなか愛すべきおバカ店長になってきました。
最後の方、「神様」つまりお客様についても書かれているんですが、ツイッターとかによくあるような意見。新聞で見た赤い本が欲しいとか、無理難題を行ってくる神様ことお客様などなど。これはきっと本屋あるあるなんだろうなあと思いつつ楽しく読めました。
最後の方、マダムが号泣するところなんか頭の中が「???????」になったりとか、え、店長との関係これどうなってるんとか最後よくわかんないまま終わりましたが、全体的には楽しく読めました。