【テーマ旅楽しそう】愉快な青春が最高の復讐!
著者 奥田 亜希子
【内容】
会社の同期とは、仲良くなれないと思っていた――。パーティーもBBQもフェスも見当たらず、学生でもない。
でもこれは紛うことなき、縁遠かったはずの青春だ! 記録魔の小説家が贈る、さっぱり笑える自虐エッセイ。
会社の同期五人との、謎の熱狂。平日は毎晩のように誰かの部屋に集まり、一台のベッドにぎゅうぎゅう詰めで眠る。会社のロッカーに共用の風呂道具を入れて、仕事帰りにみんなで銭湯に通う。北は北海道から南は長崎まで、弾丸旅行へ行きまくる――。
「私が体験した青春は、ジェネリックだったのかもしれない」。
記録魔だからこそ振り返ることのできる、あまりにもさっぱりとした自虐の数々。
気鋭の小説家、初のエッセイ集。
どうか笑ってあげてください。
【感想】
★★☆☆☆
奥田亜希子さんの本は読んだことがないのですが、エッセイとしてはいまいちでした。
ただ、弾丸の旅はとても楽しそう。
「愛され系OLコーデ」などドレスコードを決めた旅や遠藤周作『沈黙』が課題図書の旅など、こういう女子旅は楽しそうだなあと思いながら読みました。
子供を出産されてからも精力的に旅に出ていて、とても育児に協力的な旦那さんなんだなと思いました。
タイトルの「復讐」が初めは何のことかわからず、ただただ旅行記のエッセイを読んでいましたが、後半でなるほどと思いました。
とりあえずこの人の日記はすごいなと思いました。根気がある。
楽しく過去の自分に復讐できて、良かったなと思います。
大人になってからでも素敵な友人はできる!