【未来が分かったらどうする?】ミライヲウム
著者 水沢秋生
【内容】
驚嘆のち落涙。新二度読みミステリー誕生!
凜太郎は、中学生と高校生の時に、つきあっていた女性に触れた瞬間、未来を見てしまっていた。しかもバッドエンディングばかりのだ。そんな体質故、恋愛とは無縁の大学生活を貫いていた。大学二年の大晦日の夜、花火を見に出かけた同級生にキスされた瞬間、凜太郎はとんでもない未来を見てしまう。その結末を変えるべく、凜太郎は奔走するのだが……。
「やられました」「とにかく読んで」「面白さ、保証します」などなど、先読み書店員さん大興奮の一気読み必至、新・二度読みミステリーの誕生です! 驚きのあとにやってくる感動を、是非とも体験してください!
【感想】
★★★☆☆
こちらの作家さんは初読みでしたがとても読みやすい文章でした。
主人公・凜太郎は好きな人に触れるとその人の未来が分かってしまう。
しかもあまりよくない未来が。それ故人と付き合うのを避けていたけれど、ある日同級生に告白されキスをされたときに彼女の死が見えてしまう。
なんとか彼女の未来を変えようと奮闘するもなかなか難しい。というお話。
お父さんは毎年凜太郎の誕生日に凜太郎が1歳の誕生日の時に撮った、凜太郎の母が生きていたころの動画をかけて涙を流す。そこが一番ほろっときたかな。
二度見必至のミステリーの意味は最後にわかるけれど、特別な驚きはなかったです。っていうかちょっともしかしたら・・・と思ってしまったし、これを入れてしまったことによって物語にブレが生じたような気がします。