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【読んでいてずっと嫌な気分なイヤミス】代償

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著者 伊岡瞬

【内容】

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。「私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか?衝撃と断罪のサスペンスミステリ。

 

【感想】

★★★★☆

第一部で主人公がひどい目にあわされ、第二部で因果応報という構成になっていたけれど、スカッとするわけではなくずっと読んでいて嫌な気持ちでいっぱいでした。

 

主人公の家族を羨み一緒にキャンプまでくる友人。しかもちょいちょい物がなくなる。もうこの時点でもやもやする。そして大事件が起きてその後もほんと主人公の転落人生。読んでいて辛すぎる。

 

途中から友人になった寿人の存在だけが救いで、彼がいて本当によかった。彼がいなかったら読めてなかったかも。

 

主人公が救われてほしくて、達也に地の底に落ちてほしくて本を読むのが止められなかった。

 

なかなかのイヤミスで、後味も私は良くなかったので、心が弱っている日には読まない方がいいかもしれません。メンタルやられそう。

イヤミス好きな人にはおすすめです。

 

 

代償 (角川文庫)

代償 (角川文庫)