【素敵な結婚式に参加したかのような感動】末ながく、お幸せに
著者 あさのあつこ
【内容】
相手に幸せにしてもらうのではなく、相手を幸せにするのではなく、自分の幸せを自分で作り上げる。それができる者同士が結び合うこと。それが結婚というものだろう。私たち、本物の夫婦になれるかな?もらい泣き必至の結婚式小説!
【感想】
★★★★★
まるで素敵な結婚式に出席したような感覚で、とてもよかった。
結婚する萌恵は友人や元上司、そして従兄弟からするととても人のことがわかる素晴らしい人。それは彼らのスピーチによって印象付けられていく。
すばらしい人柄な萌恵だけれど、実は家族との関係が少し複雑だった。
実は母親としている女性は彼女の叔母。でも実の母も出席している。
母とそして産みの母親との関係でまた彼女の人となりの印象が変わったけれど、是非これから幸せになってほしいと思った。
とても暖かな感動を得られるお話でした。
解説の松井玲奈さん、こんなにきちんと文章が書ける人なんだなと感心した。