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【残された時間をどう生きるか】余命10年

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著者 小坂流加

【内容】

第6回静岡書店大賞 映像化したい文庫部門 大賞受賞作
20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、恋はしないと心に決める茉莉だったが……。涙よりせつないラブストーリー。

 

【感想】

★★★★★

20歳からの10年というのは人生で一番輝いているときだと思う。

その10年を余命を気にしながら過ごさなければいけない茉莉。

 

趣味を楽しみ、恋に落ち、そして死ぬ準備をする。

余命を言われたときに同じ病気で亡くなった女性を知っていて、残された家族の気持ちなどを知っているので自分は結婚できないなと思う茉莉。

確かに20歳で「10年以上生きた者はいない」と言われたら新たに大切な人を作るなんて難しいと思う。

 

それでも恋に落ちてしまった。相手は昔の同級生。

いつかは別れなきゃと思いながら、同級生の境遇などで背中を押す茉莉。

別れの瞬間はとても辛く、でも「死ぬ準備ができた」という茉莉。彼女の気持ちは彼女にしかわからないが、とても辛かった。

 

ボロボロ泣いた。そして著者さんもこの本を書き上げた後亡くなったとか。

文中で茉莉の病名は明かされていませんが、著者さんも肺動脈性肺高血圧症(原発性肺高血圧症)という病気で亡くなっているので、おそらくこれだと思います。

彼女の自己投影も入っていたのではないでしょうか。大号泣でした。

 

ところでブラックフライデーでKndle unlimited が3か月なんと99円!もちろん入るよね。でも少し本を探すのが探しにくいなあと思った。3か月後続けるかどうか、うーんこのかんじだと解約かな。小説もパッと目を引くようないいものがたくさんあるわけではない。マンガも1巻だけとか。あとラノベはたくさん。小説を人気順に探してもやたら出てくる官能小説・・・。なので専らコミックエッセイやファッション、料理、お片付けインテリアなどの実用書を読んでいます。

こういった本はまず自分で買わないのでそれに関してはいいなと思う。でもこれに1か月980円は出さないかな。雑誌は楽天マガジン取ってるし・・・という感じでした。

ラノベ好きにはおすすめかもしれません。たくさんあるので。

 

 

余命10年 (文芸社文庫NEO)

余命10年 (文芸社文庫NEO)