【イケメン准教授と嘘が見抜ける男子大学生の怪奇現象推理】准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき
著者 澤村御影
【内容】
「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」
人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。
なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授・高槻になぜか気に入られ、
怪異に出会うとついテンションが上がってしまう彼の「常識担当」として助手をすることに。
高槻のもとには、奇妙な事件が次々と持ち込まれ――?
このアパートは、幽霊物件?! 隣の空き部屋から聞こえる奇妙な音の正体は…。
――「第一章 いないはずの隣人」
ふと気づくと、周りにいつも針が落ちている……。これは呪い?それとも…。
――― 「第二章 針を吐く娘」
肝試しに出かけた少女が消えた。しかし数日後、彼女は帰ってきた。足の裏はきれいなままで…。
――「第三章 神隠しの家」
ちょっぴり残念なイケメン准教授と、常識担当の大学生の凸凹コンビが
民俗学の知識を使って、怪奇事件や都市伝説の謎を「解釈」する軽快なミステリ、開講!!!
【感想】
★★★★☆
kindleで読みましたが、紙で集めたくなりました。
10歳の頃、不思議なお祭りに出かけてから人の嘘が分かるようになってしまった深町尚哉。彼がイケメン准教授・高槻と一緒に怪奇現象を解決していくお話。
よくある設定だし幽霊物件のお話なんて推理の答えを聞く前にわかってしまうようなお話ですが、高槻は昔神隠しにあったことがあるという秘密を持ち、深町尚哉も嘘が分かってしまう不思議な能力もあり、楽しく読むことができました。
あと男教授と女子じゃなく男子大学生というコンビも最終的にココくっつくんだろうなところもなくいいなって思いました。
続刊も読んでみたいです。できれば紙書籍で。