【夜、一人で噛みしめて読みたい本】 家にいるのに家に帰りたい
著者:クォン・ラビン/絵:チョンオ/訳:桑畑優香
【内容】
BTSのVも読んだ、心に灯をともす癒しの言葉たち
“わたしのためだけに書いてくれたみたい”
韓国で共感の声 続々。
家にいるのに帰りたい―――。
日々のストレスや疲れから、家の中にいても心が安まらず、“家にいるのに家に帰りたい”と思うことはありませんか。
漠然とした不安やとまどいを抱えながらも
誰かを責めるわけにはいかない
現実にうずくまってしまっているあなたへ。
「どこかに逃げたい。そんなとき、わたしは心やすまる居心地のいい家に帰りたくなる。「家にいるのに家に帰りたい」と思うのは、今いる場所が本当の心の家ではないから。
悩みを抱え、傷だらけの日々を送っていても、玄関のドアを開ければ、自分のままでいられる空間がある。本当の家とは、そんな場所。
BTSのVがグラミー・ミュージアムでのインタビューで、本書を紹介してくれた。もしかしたら彼も、ありのままの自分でいられる場所で、やすらぎたいと感じているのかもしれない。
「家にいるのに家に帰りたい」と思う人がかなりたくさんいることを、わたしの文章を読んでくれた世界中の読者から届いたメッセージで知った。
ある読者からこんなふうに言われた。
「まるでこっそり私の心をのぞき込み、わたしのためだけに書いてくれたみたい」。そして「他の人には教えずに、ひとり占めしたい本」だとも。その言葉がすごくうれしかった。どこか遠くにいるあなたにも、どこか近くにいるあなたにも、本書がそんな存在になりますように。
みなさんにとって、この本が失くしてしまった記憶を呼びおこし、忘れゆく記憶を取りもどし、未知の記憶を拾い集めるひとときになりますように。永く心に残る、香りあふれるかけらとして。」(クォン・ラビン)
【感想】
★★★★☆
静かな夜に、噛みしめながら読みたい一冊。
この本を読んだ人は誰もが自分に当てはまっているって思うかもしれない。
そして、この本を読んで、だれもが自分と同じように悩んでいるのかもしれないと思う。
書いてある言葉はとてもやさしく、心に響く。
「家にいるのに家に帰りたい」、とても納得しました。
横書きなので「えっ読みにくいかな」と思いましたが、文はそんなに量がないので読みにくさは感じません。