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ぶくぶくブックレビュー

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【同居にまつわるアンソロジー】この部屋で君と

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著者 朝井リョウ・飛鳥井千紗・越谷オサム坂木司・徳永圭・似鳥鶏三上延吉川トリコ

【内容】

誰かと一緒に暮らすのはきっとすごく楽しくて、すごく面倒だ。「いつかあの人と同じ家に住めたらいいのに」「いずれこの二人暮らしは終わってしまうんだろうか」それぞれに想いを抱えた腐れ縁の恋人たち、趣味の似た女の子同士、傷心の青年と少女、出張先の先輩と後輩、住みついた妖怪と僕…気鋭の作家8名がさまざまなシチュエーションを詰め込んだひとつ屋根の下アンソロジー

 

【感想】

★★★★☆

同居にまつわるアンソロジー

朝井リョウ「それでは二人組を作ってください」

朝井リョウさんらしい感じで、いつもながらヒリヒリくる。お姉さんと同居していたけれどお姉さんが出ていくことになり、ルームシェアできる友達を探すも・・・という話。最後のあの続き、どうなったんだろうってちょっと気になる。タイトルも秀逸。

 

坂木司女子的生活

この前Netflixでドラマ版を今更ながら見て、そのキャストで想像した。

 

徳永圭「鳥かごの中身」

隣の放置子を預かる話だけれど、とても切なかった。

 

似鳥鶏「十八階のよく飛ぶ神様」

これはまた異様だった。タイトルも面白い。ファンタジーというのか。これはこれで面白かった。

 

吉川トリコ冷やし中華にマヨネーズ」

この方の作品は初めて読みましたが、すごく切なかった・・・・。同棲していていつの間にか恋人感が薄れ、お互いに相手もいる同居人が同居解消する話。ちなみに私も冷やし中華にはマヨネーズ。