著者 カワノアユミ
【内容】
丸山ゴンザレス氏(ジャーナリスト)推薦!
クズな私でも輝ける場所があった──。
やる気ゼロ、貯金ゼロ、計画性ゼロ。ポンコツキャバ嬢による、タイ、香港、シンガポール、カンボジア、ベトナムの「日本人向けキャバクラ」潜入就職&アジア夜遊び放浪記。
【感想】
★★★★☆
個人的には、こういう感じの女性大嫌いなんですよね。
高校出てなんもせずに水商売やって、楽しく遊んでその日暮らし。いざとなったら男捕まえてお金出してもらったり住まわせてもらったり。知り合いにいたら嫌悪感を抱かずにいられない感じ。
なので読み始めてしばらくは微妙だなあと思いましたが、でも案外楽しく読めました。失礼ながら頭悪そうと第一印象で思っていたんですが、文章力は悪くない。今ライターとして活躍しているらしいので、文章力も磨かれたのかもしれませんね。
彼女があちこちの国でキャバ嬢として働いたのは9か月。たったの9か月ですが、一冊の本が書けるほど彼女は濃い体験をしています。自分じゃ絶対できないこの体験、読むのは案外面白いです。
駐在さんたちの不倫話、各国の水商売事情、おいしいもの、物価などなど、面白い内容が盛りだくさんでした。
彼女が同棲していた駐在員さん(奥さん、子供アリ)なんかの話がちらっとでてくるとやっぱり嫌悪感を抱かずにはいられなかったです・・・・。まあ短い間転がり込んだだけっていう感じでしたが。