著者 坂木司
【内容】
大学二年の夏、サキは母親の計略に引っかかり、大っ嫌いな歯医者で受付のアルバイトをすることになってしまう。個性豊かで、患者に対し優しく接するクリニックのスタッフに次第にとけ込んでいくサキだったが、クリニックに持ち込まれるのは、虫歯だけではなく、患者さんの心に隠された大事な秘密もあって…。サキの忘れられない夏が始まった。
【感想】
★★★★☆
昔単行本で買ったけど手放してしまった本。文庫本は表紙がやたらかわいい。
ちなみにあとがきに書かれていましたが、このネズミが持ってる歯磨き粉のチューブにあるリボンマーク、レッド&ホワイトリボンで口腔がん撲滅運動のシンボルマークなんだそうです。
これのもう一つ、友人のヒロバージョンがあるとは知らずに惜しいことをした。
歯医者嫌いのサキが歯医者の受付でアルバイトをすることになるのだが、歯科技工士さんの四谷さんと一緒に患者さんのいろいろな事情の謎をも解決していく話。
四谷さんがすごく好みで好きな話でした。
私も昔とんでもない歯医者にかかって、恐怖が止まりませんでしたが、今では治療も最新式で痛くないのでちょっぴり怖いまでに収まっています。
この作家さんの和菓子のアンシリーズも読んでみたいです。