【おっさんずラブ】東京パパ友ラブストーリー
著者 樋口 毅宏
【内容】
夫婦ってなに?
子育てってそんなにしんどいの?
ヒグタケ渾身の、怒濤の痛快子育てエンタメ!
有馬豪は、30歳という若さながら、青山にあるファンドマネージメント会社のCEO。5歳になる亜梨が通う保育園で、鐘山明人というおっさん建築家と出会い、飲みに誘われた。楽しく過ごした豪だったが、その晩、明人に唇を奪われてしまう。
怒りながらも急速に明人に傾いていく豪。
これが、それぞれの妻を巻き込んでの地獄の幕開けとも知らずに――。
子育てと仕事の葛藤、夫婦の狂気が切なく刺さりまくる、高濃度圧縮エンタメ!
【感想】
★★★★☆
30歳の若き社長有馬豪はまなみという妻と、亜梨という名前の娘を持つパパ。
まなみは絵にかいたような社長妻というか、金持ちの奥様という感じで、娘をいい学校に入れるために自身も英会話学校に通ったりとか、お料理上手だったりとか、いつもきれいにしている、雑誌「VERY」に出てくるような奥様。
そして50代の鐘山明人は奥様が政治家で、女性政治家としてフェミニズムを謳っていて、光(ライト)という息子がいる。
そんな二人が出会ってひょんなことから恋に落ちていくという純愛小説。
ドラマも流行りましたが、小説界でもおっさんずラブ!
しかもめっちゃ純愛そして主夫と社長。
妻からするとこれは仰天、しかも妊娠中に発覚とか、たまったもんじゃなくて、社長側の奥様、まなみはすごい剣幕だったけど、内心こういう奥様嫌いだったのでちょっとすっとしました。
とってもロマンチックだったのですが、映像で想像するとまたおっさんずラブ的な構図が思い浮かんでしまい(年齢的にも)ちょっと面白かったです。