著者 斉藤詠一
【内容】
爆裂!! 乱歩賞作家、空前絶後のエンタメ力!
日本、フランス、カンボジアーー。
世界を股にかけ、時空を超えて繰り広げられる”超ド級”トレジャーハント・ミステリー!
「預けたいものがある」兼業カメラマンの平山北斗が、恩師・樫野教授からの電話を受けて数日後、教授は不審死を遂げた。友人の栗原、教授の娘・夕子と遺品整理をした北斗は、謎の数字が書かれたメッセージと、150年前にフランス人探検家のL・ドラポルトが所持していた骸骨の人形をみつける。これらは一体何を意味するのか? 真実を追う北斗たちを待ち受けていたのは、思いもよらない“秘宝”の争奪戦だった!
【感想】
★★★★☆
映画を観ているかのようなザ・トレジャーハント・ミステリー小説でした。
遠くが見渡せるという「カーラの瞳」というクメールの宝をめぐる物語ですが、エンタメ小説として楽しめました。
が、ザ・トレジャーハント・ミステリーということで映画でよくありがちなパターンだったり、ちょっと先が読めてしまうかなあという感想を抱きました。でも、インディジョーンズとかトゥームレイダーとか、ハムナプトラとかが好きな人なら楽しめると思います。