著者 廣嶋 玲子
【内容】
小さなころからずっと大事にしていたぬいぐるみ、大好きなひとからもらった写真、会えなくなった友だちに見せたかった雪だるま。忘れたくても忘れられない大切なもの、思い出と一緒に、魔法でお預かりします――。「銭天堂」「もののけ屋」シリーズの作者がおくる、心あたたまる物語。(小学校高学年~)
★2021年3月10日 最新刊『十年屋5巻』刊行!
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』(偕成社)シリーズでおなじみの廣嶋玲子先生による、ちょっぴりこわくて、心あたたまる、ファンタジーシリーズ1巻目。
1冊に6話の短編が入っています。
謎めいた魔法使い「十年屋」と執事猫のカラシが、お客様の寿命1年とひきかえに大切なものを預かってくれるファンタジーシリーズ。
読者はがきには、「カラシのしゃべりかたがかわいい!」「お話が短くて読みやすかった」「十年屋がかっこいい」などなど、毎月たくさんの声が届いています。シリーズ最新刊・番外編もあわせると、全7冊刊行されています。累計25万部。
【感想】
★★★★★
廣嶋玲子さんの本は 『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』も読みましたが、とても読みやすくて面白い。読書が苦手な子供でも楽しめるような、そんなお話ばかりです。
十年屋は大切なものを10年預かってくれる代わりに、1年の寿命をもらうというなんだか少し不思議で怖い魔法使いが出てくるお話です。
この本の登場人物は割と大人も多いので、小学生以下だと共感できないことがあるかも。中学生以上におすすめです。シリーズでプレゼントするにもお薦め!
大人も十分楽しめますので、児童書だからと言って読まないのは本当にもったいない。職業柄児童書も結構読みますが、侮れません!!!