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【やってみよう】親指さがし

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著者 山田悠介

 

【内容】

「ねえ、親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきた〈バラバラ殺人事件〉と奇妙な儀式の噂話をもとに、武たち5人の小学生が遊び半分で始めた「指親さがし」。が、終わって目を開くと、そこに由美の姿はなかった。それから7年。大学生になった武は、噂で聞いた殺人事件が事実だったことを知る…。呪いと恐怖のノンストップ・ホラー。

 

親指さがしの遊び方

ある別荘で女性がバラバラにされ殺害されたが、そのバラバラになった遺体の左手の親指だけが何処にも見当たらなかった。その左手の親指を探してあげるというゲームである。

  1. まず、輪になって地面に座り、右隣の人の左手の親指を自分の右手で握る。そうしないと、目が覚めた時に親指が切られてしまう。
  2. 目を瞑り、自分自身が別荘で殺害され、バラバラにされたと想像する。
  3. 目を開けると見覚えのない部屋へ辿り着く。そこが親指さがしの部屋である。
  4. 別荘に着いたら蝋燭が1本あり、それを吹き消せば元の世界に戻れる。
  5. 探している最中に後ろからポンポンと2回肩を叩かれることがあるが、その時は絶対に振り向いてはいけない。振り向いたら2度と生きて帰って来ることは出来ず、そのまま死んでしまう。

因みに、その親指を見つけてあげると幸運な出来事が起きるという。

 

 Wikipediaより

 

【感想】

★★☆☆☆

昔やはり山田悠介ブームが自分に来ていた時に、一度読んだ作品。やっぱり懐かしい。親指さがしという、一種のコックリさんのようなゲームから始まるホラー。

最初に読んだ時は面白かったけど、今だとこんなもんだっけって感じになってしまった作品でした。大人になってから読んでまた感動するタイプの本もありますが、こんなもんだっけってていう本もありますよね。これは後者のタイプかな。

それにしてもこういったゲーム、小学校の時に一度絶対流行りますよね。こっくりさんとか、エンジェルさんとか、似たような類。「お前絶対動かしてるだろ!」って思うときめっちゃありますよね(笑) 空気を読んで、「えー!なんで動いたー!すごいー!」なんていうタイプでしたが。

 

 

 

親指さがし (幻冬舎文庫)

親指さがし (幻冬舎文庫)