【本間の凄惨な最期】リターン
著者 五十嵐貴久
【内容】
高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは……。『リカ』を超える衝撃の結末。
【感想】
★★★★★
寝る前に途中まで読もうと思ってたらまたしても一気読み。どうしても止められない。
冒頭部、「リカ」主人公の本間が山に遺棄された。
しかも、あのエピローグの凄惨な状態。簡単に言えば、顔なし(目、鼻、唇なし)耳もなし、手足なしの状態。しかも死因が喉を詰まらせたことによる窒息死。
つまり、10年間本間はこの状態でリカと暮らしていた!
もうここまで読んだだけでお腹いっぱいくらい。
当時事件を追っていた菅原刑事は狂って病院にいる。そりゃ助けようとした本間があんな状態で見つかったらそりゃ発狂するわ。
とりあえず10年後の世界。菅原刑事の部下尚美と、その同期の女性刑事孝子が活躍。
とはいえどっちもひどい目にあうんだけど・・・。恐るべきリカ。
とりかえずリカはこの巻で決着。
次の巻はリカの正体にせまるものだといいな。