【衝撃のラストに思わず声が出る】奇譚ルーム
著者 はやみねかおる
【内容】
ぼくが招待されたのは、SNSの仮想空間「奇譚ルーム」。
ぼくを含む10人のゲストが、奇譚~不思議な話~を語りあうために集まった。
そのとき突然、発言主不明のふきだしが現れる。
「わたしは殺人者(マーダラー)。これから、きみたちをひとりずつ殺していくのだよ」
マーダラーとはいったい誰なのか?
死の制裁にはなんの目的があるのか?
衝撃のラストがきみを待っている!
【感想】
★★★★☆
横書きで、セリフはふきだしの中にはいっていて、イラストも結構あるので、漫画のような感覚というか、ネットでそのままスクロールしながら読んでいく感覚と言いますか。
日本語の本を横書きで読むのはなんとなく抵抗がありましたが、ジャンルとしては児童書みたいなので、読書習慣のない若い人には読みやすいかもしれません。
ルームのメンバーが次々と奇譚を発表し、面白くない人は殺されるというミステリー。
衝撃のラストに思わず「あっ」と声が出ました。そして同時に「なるほど!そういうことだったのか。」と。奇譚についての謎も解けます。
でも、最後のエンディング部分は蛇足に感じてしまいました。あれなくてもよかったんじゃないかなあ。
小学校高学年~中学生くらいの方にお勧めしますが、大人が読んでも面白かったです。