【和風呪術ファンタジー】京都くれなゐ荘奇譚 呪われよと恋は言う
著者 白川紺子
【内容】
「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられてしまっている、長野の女子高生・澪(みお)。
彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。
長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。その地で邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。
澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」にたどり着いた澪だったが……。
高良のことが気になる一方で、自らの呪いを解く鍵が京都にあると考えた澪は、長野から移り住む決意を固める。
邪霊はなぜ澪を襲ったのか? そして澪と高良の関係は――。
京都を舞台に、蠱師たちとの攻防と、次々起きる不思議な事件の謎解きを描く。
「後宮の烏」シリーズで人気の著者による呪術ファンタジー。
【感想】
★★★★☆
白川紺子さんは『下鴨アンティーク』シリーズが好きで全巻持っています。
そんな彼女の新刊は呪術師関連の和風ファンタジーと言ったところ。
どうしても蟲師(まじないし)がすぐ読めなくなってしまったり、麻績(おみ)も一瞬で読めなくなってしまう。
こういう漢字が日常的じゃない割と変わっているのはなかなかついていけなくなる。
お話自体はとても面白かったです。続きも読みたいです。