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【エグい】禁断のパンダ

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著者 拓未 司

【内容】

第6回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品、待望の文庫化!
神戸でフレンチスタイルのビストロを営む柴山幸太は、妻とともに友人の結婚披露宴に出席することになった。披露宴は「パリの三ツ星レストランを凌ぐほどの味」と称賛されているレストラン。その席上で幸太は、人間離れした味覚を持つ伝説の料理評論家・中島に出会う。幸太は彼に料理人としてのセンスを認められ、幸太のビストロを訪問することを約束する。その頃、神戸ポートタワーでは男性の刺殺体が発見されていた……。新進気鋭の料理人と、伝説の料理評論家が覗き見た美食界の闇とは!?
著者は、大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、神戸のフランス料理店に就職した、元フレンチシェフ。そんな彼の知識と経験を存分に活かした、『このミス』大賞発のグルメ・ミステリーです。

 

【感想】

★★★☆☆

とにかく料理がおいしそう!著者が調理師ということもあり、家庭では作ることのできなそうな美味しそうな料理の描写がたくさん。

しかしまさか「アレ」を食べるとは・・・。後半に入ったあたりから「ワシントン条約」で禁止されている肉を密輸し天才調理師に調理させ食事会を行う。ホッキョクグマまではよかったけど、フランス語の恐ろしい表記・・・。フランス語は読めるのでその後のくだりを見ずとももうなんだかわかってしまうのが辛い。

途中からはっきりいってグロくなります。しかし読むのが止められなくなります。

最後幸太の身重の妻、綾香がさらわれてからはもうほんと止められない。

そして最後の一文には戦慄が走りました。

 

禁断のパンダ 上 (宝島社文庫 C た 4-1)

禁断のパンダ 上 (宝島社文庫 C た 4-1)

 
禁断のパンダ 下 (宝島社文庫 C た 4-2)

禁断のパンダ 下 (宝島社文庫 C た 4-2)