【ほっこり、おいしい】とりあえずウミガメのスープを仕込もう。
著者 宮下奈都
【内容】
書き下ろし短編も!
「毎月一回食べもののことを書く。食べることと書くことが、拠りどころだった気がする。」(「まえがき」より)
月刊誌『ESSE』の人気連載が、待望の書籍化!
北海道のトムラウシに1年間移住したり、本屋大賞を受賞したり……。さまざまな変化があった6年半の月日を、「食」をとおして温かく描き出す。
ふっと笑えて、ちょっと泣けて、最後にはおなかが空く。やさしく背中を押してくれるエッセイ79編に、書き下ろし短編1編を収録。全編イラストつき
【感想】
★★★★★
校了前のゲラ読了。
ESSEにて2011年より連載されていたコラムをまとめた本。
家族のこと、おいしいもののこと、料理のこと。
この方の暮らしは私の理想です。
このエッセイの中で「君の名前」というのが気になりました。
喫茶店にて「君の名前」というメニュウ(宮下さん流に書いてみました)があり、何だろうと考えたところ「片岡義男」でそれは「シュークリーム「だったということらしい。恥ずかしながら片岡義男さんの本は読んだことがなかったので、どんな話だったのかなあと気になりました。短編だそうですが、どの本に載ってるのかなあ。気になる。
色々な食べ物が出てきましたが、「読書会」の話も読んでうらやましくなりました。
「神さまたちの遊ぶ庭」で書かれていた食べ物を再現して出してくれていたみたいで、そんな素敵な読書会私も参加したかった!
お弁当の話や子供たちの話もとてもよかったです。
最後の短編も、元気が出る感じの話でとても好きでした。
終始ほっこり。
日付順ではなく、テーマ別に載せられていたので時系列がばらばらだったのが少し気になりましたが、やはり彼女の書く文章は好きです。
是非本が出たら購入したいなと思いました。