【メディアの力】沈黙の終わり(上)(下)
著者 堂場瞬一
【内容】
堂場瞬一作家デビュー20周年を飾る記念碑的上下巻書き下ろし!
30年間隠されてきた幼女誘拐連続殺人。
県を跨ぎ、幼女ばかりを狙った卑劣な事件を、新たな犯行を切っ掛けに新鋭とベテラン、ふたりの記者が追う。
しかし真実を明らかにしようとする記者たちの前に立ちはだかったのは、縄張りに拘る無駄な県警のプライド、そして利権を死守したい政権による圧力だった――。
果たしてふたりは最悪の殺人事件の真相を暴けるか!?
【感想】
★★★★★
なんだか叩かれがちのメディアですが、この作品はメディアの力を感じさせるようなすごく読み応えのあるものでした。
上下巻で長いものの、下巻からはあっという間に読んでしまいました。
私自身も十二指腸潰瘍で、登場人物と同じように胃の痛みを感じながら読みました(笑)
最後の最後までやきもきさせられましたが、とても面白い作品でした。
願わくばこのようなことが現実には起こらないでほしいですね。