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【実写化するなら絶対健くん】リズム・マム・キル

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著者 北原真理

 

【内容】

木村るか、小学六年生。傍若無人な母親に振り回される母一人子一人の日常は〈殺し屋・ヤタ〉の登場でぶち壊された。
 るか12歳の誕生日の翌日、リビングに現れたヤタは、母が隠すスマホを求め、躊躇いもせずに母親をナイフで刺し連れ去る。るかは一時近所に住むDQNの充希(みつき)の許に身を寄せるが、舞い戻ったヤタに、彼女共々誘拐されてしまうのだった。ヤタの背後で糸を引くのは、弁護士の晴斗(はると)と半グレのジン。るかが生き延びる道は皆無と思われた矢先、るかとの交流でヤタの心に変化が生まれ、物語の歯車は徐々に逆回転を始めるーー。
 クレイジーな殺し屋と少女の純真なふれ合い、贖罪に挑む人間の底力を描ききった著者渾身のノンストップアクション。

 

【感想】

★★★★★

最初から最後まで一気読みしてしまう、ノンストップアクション。ものすごく面白かった!

最初から血みどろの展開で、ある日恐ろしい殺し屋のヤタと名乗る男が母親を刺していた。頑張って逃げるも次々にいろんな人が巻き込まれていく。

 

このヤタという殺し屋。ものすごくクレイジーでヤバいやつ。絶対おかしいと思っていたんですが、物語の後半からガラッと印象が変わってくる。

 

ヤタという男はジャニーズのようなイケメンなんだけれど、ものすごい残酷で、狂っている。けど彼の過去の話を聞いたり、実は医者(はいここでもう完全に脳内イメージが佐藤健くんになりました。)ということでイメージがすごく変わる。

 

勝手に脳内佐藤健くんにしたせいで、もう完全に私はヤタ派。

もうそこからヤタがかっこよくて、哀しくてしょうがない。もう、そんなヤタ私が守ってあげたい!ってなってくる。

 

もう一回最初から脳内佐藤健くんにして読み直そうと思います。きっとまたイメージが変わるはず。血みどろ健くんもかっこよすぎます。

 

最後は泣きました。もうほんと、面白かったです!!!おすすめ!

 

実写化するならぜひヤタは佐藤健くんがいいです。

もう、本の感想を書いているのか佐藤健くんを推しているのかわからなくなりました。

 

是非あなたの推しでヤタを想像することをお勧めします。