【米津玄師さんの「死神」を聴いた人へ】江戸落語奇譚 寄席と死神
【著者】奥野じゅん
【内容】
大学2年生の桜木月彦は、帰宅途中の四ツ谷駅で倒れてしまう。助けてくれたのは着物姿の文筆家・青野で、「お医者にかかっても無理ならご連絡ください」と名刺を渡される。半信半疑で訪ねた月彦に、青野は悩まされている寝不足の原因は江戸落語の怪異の仕業だ、と告げる。そしてその研究をしているという彼から、怪異の原因は月彦の家族にあると聞かされ・・・・・・。美形文筆家と、なりゆきでその助手になった大学生の謎解き奇譚!
【感想】
★★★★☆
落語に興味があったので、すごく面白く読みました。
ちょうど米津玄師さんも「死神」という曲を発表されていますよね。あれでどんなお話かな?と思っていたのでちょうどいいタイミングで読むことができました。話が分かると曲の理解もできて深く音楽を聴くことができます。
江戸落語の怪異なんてそうそう出てくるもんじゃないし、いや、なかなかすごい設定持ってきたなと思いました(笑)落語の勉強にもなるし読みやすいので続きでいろいろな落語をベースにして書いてほしいなと思いました。あ、てか第二弾出てるじゃん。kindleで買おうかな。
青野の江戸っ子でなんか急に口が悪くなるところは正直微妙・・・でした。こんな人はさすがにいない。
さて、引っ越しやら何やらで更新が滞ってました。
また少しずつ書いていきたいなと思います。