【息子、中学生。多様性であふれた世界を生きる。】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
【著者】ブレイディ みかこ
【内容】
「ぼく」は13歳になった。
そして親離れの季節がやってきた――。
80万人が読んだ「一生モノの課題図書」、ついに完結。
13歳になった「ぼく」の日常も、前作同様、まるで世界の縮図のようです。中学生がスタートアップについて学ぶ授業、レインボーカラーのストラップを首から下げた校長とノンバイナリーの教員たち、音楽部のクリスマス・コンサートで持ち上がったポリコレ騒動。時代が、社会が、人が大きく変わっていく中で、「ぼく」はさまざまな“事件”を経験しながら、パンクな母ちゃん、そして父ちゃんとともに悩み考え、大人へのらせん階段を昇っていきます。そしてついに親離れのときが――。「一生モノの課題図書」、本作でついに完結です。
【感想】
★★★★★
待っていました第二弾。
第一作がとても有名になってましたね。
息子さんももう中学生。大きくなって、考えることも大人びてきたような気がします。それを叔母目線あたりから温かい目で読むこの作品。
中学生ってちょうど大人と子供の間の、とても大事な時期。そして感受性も強い時期。
今回も、考えさせられたりハッと気づかされることがたくさんありました。
大人にも、子供にも、幅広い年代で読んでもらいたい作品です。