【大人のいない島】 無邪気な神々の無慈悲なたわむれ
著者 七尾 与史
【内容】
辻村正樹と京子夫妻が瑠偉を養子に迎えて1年目。記念旅行として美しいリゾート児宝島を訪れた。ちょうど島の生き神様について取材するという鶴見真治、朱美夫妻と知り合い、ともに島に向かうことに。ちょうど前日隕石の墜落があり、さらに近隣の島には怪しげな電波を研究する研究所があるいう。そんな話を聞きながら到着した島は、奇妙なことに大人不在、宿も無人。無邪気な笑顔を浮かべた子供しかいなかった。正樹と京子が大人を探し回ると、隠された死体を見つける。その死体は、まるで子供が人形を壊したように腕をもがれ、髪が抜かれ、無邪気ないたずらで壊されたようだった……。
【感想】
★★★★☆
七尾与史さんの作品て「ドS刑事シリーズ」とか「死亡フラグシリーズ」とかしか読んだことがなくて、ミステリーだけどちょっとコメディ色の高い作品を書かれる方だと思っていました。ちなみに今は全裸刑事シリーズが読んでみたくて読みたい本リストに入ってますが。
そんな七尾与史さんの作品だから、と思って、表紙結構怖い感じだけど、タイトルもなんかちょっと怖そうだけど・・・と読んでみました。
はい怖い。ただただ怖い。最後までずっと怖い。
ちょっとどこかにコメディ要素あるのかなーと思ったけれど、全力で探したけれど、子供たちを追いやる作戦くらいかな、ちょっと面白いのは。え、これなんだ。でも確かにwみたいな。あとはただただひたすら怖い。
ホラー好きの人に強くお勧めします!