【×解決〇処理】桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ
著者 内藤 了
【内容】
彼らは、事件を解決せず救わず、ただ「処理」する。
内藤了待望の新シリーズは、警視庁の底に棲むやつらを描く、
前代未聞の警察×怪異チーム誕生!
☆☆☆
ヤクザに追われ、アルバイト先も失った霊視の青年・安田怜は、路上で眠っていたところ、サラリーマン風の男に声をかけられる。
曰く「すこし危険な、でも条件のいい仕事を紹介しよう」「場所は警視庁本部――」
警視は首無し幽霊、同僚も捜査一課も癖の強いやつばかり。
彼らは人も怪異も救わない。仕事は、人知れず処理すること。
桜の代紋いただく警視庁の底の底、彼らはそこにいる。
【感想】
★★★★☆
幽霊×警察の小説って結構ありますが、これはとても面白かったです。
登場人物のキャラクターが個性が強く、読み手を引き込みます。 結構怖い幽霊が出てきたり、平将門の怨霊とか、都市伝説とか呪いのようなものも出てきます。
昔授業で教えるために日本三大怨霊について昔調べたことがあるのですが、それだけでも結構面白い。 本当に警視庁の形って「呪」の形してるのかなとか思わずグーグルマップで調べてしまった。
心霊現象や呪いを解決しない、処理するちょっと変わった警察ミステリー。
このシリーズ、追いかけてみたいなと思いました。