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ぶくぶくブックレビュー

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【最後にやられた】方舟

著者 夕木春央

【内容】

9人のうち、死んでもいいのは、――死ぬべきなのは誰か? メフィスト賞作家・新境地の一作!

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、
偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。
さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。
イムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。
――犯人以外の全員が、そう思った。

 

【感想】

★★★★★

最初はよくある感じのミステリーだなって思ってたんですよね。

大学時代の仲間と怪しげな地下建築に入っていき、出られなくなってしまう中で殺人事件が起きる。よくありそうな感じじゃないですか。

しかも後から迷い込んできた家族とか出てきてなんかその人たちも訳ありっぽくて。

 

最後の最後で声を出さずにはいられない小説です。

ネタばれしたくないのであまり話せないんですが、ちょっと普通のミステリーには飽きたな、ちょっと変わったの読みたいなっていう人にお勧めです。

ネタバレせずに感想を言うのは非常に難しいので是非読んでください。